生理って何の為にあるの?子供に聞かれたら【生き抜く子供を育てる教室】

性教育はマスト!
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カオリ
カオリ

生理って、当たり前になってしまっている私たちにとっては何てことないかもしれないけれど、はじめて体験する女の子にとっては一大事!前もって母親が教えてあげておきましょう。そのときの娘にとって心強いはず。男の子にとっても大事な知識です。

「生理って何のためにあるの?」突然、子供に聞かれたら答えられますか?

日ごろから、性に関することもオープンに話す我が家。

子供たちが言葉を話し始める頃(1歳半頃~)から、一緒にお風呂に入る際・トイレでナプキンを交換するときに、生理のことは伝えてきていました。

7歳になった長女が突然、聞いてきました。

「ね、おかあさん。生理ってどうしてあるの?」

これはチャンス!

常日頃、性教育は早くからはじめるに越したことがないと思っている私なのですが、

それまではこちらから一方的に伝えてばかりで、手ごたえを感じていなかったのです。

しかし、子供から興味を持ってくれている!

やや興奮気味に、嬉々として語り始めたのでした。

ちなみに生理について、その時点で長女に伝えてきていたのは、

「長ちゃん(長女)たちも、小学6年生くらいになったらココから血が出てくるけど、びっくりしなくていいんだからね。女の人はみんななることだから。もっと早くに始まる子もいるし、もう少し遅い子もいるよ。お母さんは中学1年生のときだったよ。これは生理って言うんだよ。体が『もう大人になりました。』ってことだよ。」

と、ざっくりとだけ教えていました。

最初は沢山の血の量に驚いていた子供たちも、毎回見ることですぐに慣れていきました

(子供は本当に順応がはやい!)

ナプキンを代えに私がトイレへ行くと、2歳の三女「三子(三女)が、すてるのーー!」といって、

サニタリーボックスをあけ、使用済みのナプキンを丸め、捨ててくれます(笑)。

そう、生理は怖いモノでも汚いものでもない。

女性なら当たり前にあるもの。

正直、「どうして女ばっかり!!こんなに痛くて面倒な思いせんといかんとー!(しないといけないの!)」と思ったことは数知れずですが。トホホ

少し話はそれましたが、小学1年生になり、学校でもいろいろな勉強を学ぶようになった長女は、ふと疑問に思ったようです。

「どうして女ばっかり生理になるんだろう?」

「だいたい生理って何なの?」

ここぞとばかりに私は答えましたよー。

「女の人のお腹の中にはね、子宮っていって赤ちゃんが入る袋があるんだよ。この子宮の中に赤ちゃんができたらベットができて栄養もとれるんだけど、赤ちゃんができなかったらもうそのベットは要らなくなるから、古くなったベットを捨てるんだよ。それがこの血なんだよ。そしてまた新しいベットをつくるんだね。そして、赤ちゃんができたら、ベットは赤ちゃんが使うから、血は出てこなくなるんだよ。」

『慌てず、照れず、淡々と、しっかり』伝えることが大事

性に関することを子供に伝えるときに、これだけは気を付けてほしいことがあります。

それは

性の話を、親が恥ずかしがらないこと。

第一声めは、私も本当に、内心バクバクでした!

というか、私の場合、自身の過去(怖い体験)の経験もあり、娘たちには性教育だけはしっかりと伝えておきたいという気持ちが強かったので、かなり早い段階(第一子を妊娠したとき)から、いろいろと調べ、勉強し、準備をしていました。

ですので、満を持していざ、これまでの成果を発揮するときがきたとき。

何度もイメージトレーニングをしてきて、普通にひらがなの読み方を教えるのと同じ感じ・口調で切り出すことができたんです。

裏を返せば、それくらい前準備をしておかないとしくじっていただろうということ。

ここの、「一発目」が本当に大事。

こちらが照れていたり恥ずかしがっていたりしようものなら、「お母さんがなんか照れてる?恥ずかしいことなのかな?」

と、子供は瞬時に『性とは恥ずかしいこと』へ区分してしまい、その後、その区分を変えることは不可能に近いこととなってしまいます。

ですので、最初に性の話をするときは、子供が集中して聞いてくれそうなタイミングを見計らって、照れることなく、淡々と、そして何となく適当にではなく、しっかりと、伝えることが大事なポイントでしょう。

見せながら、触らせながら、感覚にも訴える

子供は一方的に話されるだけでは飽きてしまいますよね。

体を動かして、見て触って、五感に訴えた方が、何事も吸収しやすいようです。

何より興味を持ってくれますよね。

先ほども少し触れましたが、生理のことに関しては、ありがたいことに子供にも実感させやすく(?)毎月きてくれるので、うちでは都度、実際にトイレやお風呂での状況を見せています。もちろんナプキンも触らせて「こんな風にあけるんだよ。」「捨てるときはこうやって丸めてね。」など、実践させています。(実際、中学生でもナプキンの代えるタイミングがわからず血量があふれかえっていたりするようです。)

そして当たり前のように、「あー生理きたよー母さん。だから最近イライラしてたんだよ。ごめんごめん!みんな、母さんしばらくお腹痛かったり眠かったりだから、助けてね!てか、言われる前になるだけ自分からしてー」と、言っています。ちなみに、旦那にも向けて(*‘∀‘)(笑)

世間では、中高生の女の子が、生理の苦しみを公言できずに辛い思いをしていると聞きます。娘にそんな辛さを味わってほしくないですよね。

物心つくころから、「生理って大人でもこんなに辛いんだ。」ってこと、近くで見て知っていたら、いざその時になって「相談してもいいもの」「我慢しなくてもいいもの」って捉えられるのではないでしょうか?

性教育は5歳から、遅くても10歳までには始めましょう

今回は生理に的を絞って書いてみましたが、性教育全般、なるべく早い段階で子供に伝えていくべきだと考えています。

なるべく早くとは、言葉や意味が理解できるようになる頃(一般的には5歳位ではないでしょうか)からはじめるのがベスト。どんなに遅くとも10歳までには親が話してあげるべきと考えています。このことに関しては別記事、性教育は5歳から、親が伝える理由にまとめていますので、ご興味のある方は覗かれてみてください。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

少しでも、あなたとあなたの大切な子供さんの力になることが出来たら嬉しいです。

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